廃用症候群とはどのようなものですか?
廃用症候群(廃用性症候群)というのは、心身の機能を活用しないことにより生じる、心身の機能低下のことをいいます。
この廃用症候群は、若年者でも発生しますが、高齢者の場合はきわめて大きな影響を及ぼします。
廃用症候群の諸症状は?
廃用症候群(廃用性症候群)では、次のような諸症状を生じます。
■身体的なもの
⇒ 筋・骨の萎縮、関節拘縮、尿路結石、起立性低血圧、沈下性肺炎、じょく瘡、尿失禁、便秘...など
■精神的なもの
⇒ 意欲減退や心理的荒廃、認知症...など
廃用症候群を防止するには?
廃用症候群の防止のためには、急性期からの早期リハビリテーションの実施、早期離床、慢性期では昼間の臥床時間の減少などが重要になります。 |