気管カニューレ法というのは、気管切開チューブを気管切開の手術後に切開した気管内に挿入し、人工的に気管の機能を維持する方法のことをいいます。

気管カニューレ法は、気管の役割を果たすだけでなく、異物の気管内侵入を防止し、また、気管内分泌物の排出を容易にする機能をもっています。

気管切開というのは、窒息を起こさないために、頸部気管の軟骨を切開し気道を確保する方法のことをいいます。

気管切開は、上気道狭窄による呼吸困難に対する気道確保のための緊急対処として行われます。

起座呼吸体位というのは、上半身を起こして、机上で枕などを抱いて前かがみの姿勢をとる体位のことをいいます。

起座呼吸体位は、呼吸器や、心臓疾患患者の呼吸困難時に用いられることが多いです。

きざみ食というのは、普通食や軟菜食を種々の程度にきざんだ食事のことをいいます。

きざみ食は、咀しゃくが困難な場合、調理段階においてきざみにし、摂食しやすくしたものです。

機能回復訓練というのは、リハビリによって、損なわれた体の機能を回復させるための訓練のことをいいます。